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お父ちゃんと私―父・水木しげるとのゲゲゲな日常

お父ちゃんと私―父・水木しげるとのゲゲゲな日常

水木 悦子

やのまん
ランキング: 171631
価格: ¥ 1,260
ポイント: 12 pt
発売日: 2008-03
発送: 通常24時間以内に発送


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カスタマーレビュー

「水木先生はふだんどんな暮らしをしているんだろう」  (2008-08-06)
 
本書は妖怪マンガ家・水木しげる先生の日常を知るのに、格好の一冊です。この本は水木
先生の次女、悦子さんが(株)やのまんの「ようかいかわらばん」に連載したエッセイ
46編を一冊にまとめたものです。『カランコロン漂泊記』から、本書と関連する二編の
再録があります。

本書の魅力は、身内ならではの貴重な情報がつまっていることです。娘の目に水木先生は
どう映っているのか。その姿はたいへん興味深いものでした。

たとえば水木先生は自分に都合が悪くなると「クソだっ!」といって席をはずし、ご機嫌
なときには白目をむき、寝たのを起こしにいくと「フォ〜ッ」と臭い息を吹きかける。ま
た水木先生にとっての合格点は74点という中途半端な数字であること。近頃は「空色の
アイス」(ガリガリ君ソーダ味のこと)がお気に入りで、水木先生いわく「貴重な」コン
ビニそうめんを昼飯に食べているなど。いずれも水木先生ご自身の文章からはうかがい知
ることのできない内容です。

個人的には「父と水木本」が印象に残りました。このエッセイのなかで水木先生は
『総員玉砕せよ!』を一年に二回は書店で買ってくる、とあります。 この話をよんで、
水木先生がいかにこの作品に愛着をお持ちかを再確認することができました。

本書で惜しいのはあっというまに読めてしまうことです。また各話の最後の一文に話を
うまくまとめようという意識が、出過ぎていることも引っかかりました。素材じたいが
一級なので、素直に書くのが一番だったのではないでしょうか。

【目次】
第一章 我が家のゲゲゲな日常(お父ちゃんのコミックエッセイ「猫」)
第二章 お父ちゃんのオモシロイ行動
第三章 ズイボ(食いしん坊)なお父ちゃん(お父ちゃんのコミックエッセイ「偉大なる
胃」)
第四章 妖怪漫画家 水木しげる
第五章 お父ちゃん、海外冒険旅行に行く!
第六章 お父ちゃんと私
「悦子さんと私(達)」(京極夏彦)
出典文献リスト

世にもゲゲゲな水木しげるの生活を、家から目線で綴った愉快な暴露本。  (2008-06-02)
鳥取県境港市が生んだ漫画家にして妖怪研究家・水木しげるに関して書かれた本はいっぱいあるけれど、ジグソーパズルメーカー「やのまん」の広報紙に4年間にわたって連載されていたエッセイをまとめたこの本は、ある意味「決定版!」だろう。なにしろ書いたのが実の娘、二女の悦子さんなのだ。水木家の日常や、一緒に戦地・ニューギニアやイースター島に行った話が、悦子さんの元気ハツラツな文章によって描かれていて、「父は『クソ』『屁』などキタナイ話になると異常に盛り上がる」、「いつもズボンをずり下げて歩く」、「ひとりでアイスひと箱を食べ尽してしまう」といった予想を裏切らないエピソードや「ムンクやゴーギャンにずいぶんとくわしい」といった意外な話がてんこ盛り。

「オモチロイ」「ジェロックス」といった水木しげる語が聞けることや、水木しげるのセリフが境港の方言なのもいい(標準語訳付き)。エピソードの内容や「タハッ」「ケセラセラ」など著者が引用する水木漫画ではお馴染みの擬音に合わせて『ゲゲゲの鬼太郎』はもちろん、『悪魔くん』『総員玉砕せよ!』といった代表作のひとコマが挿画として使われているのが楽しい。「目々連(もくもくれん)」など挿画に出てくる妖怪たちは名前を聞いただけで涙が出そうなくらい懐かしい。本文より、そっちに見入ってしまいそうだ。そういった意味で「小豆洗い」や「ぬらりひょん」など妖怪たちがいっぱい出てくる「父と妖怪そっくりコンテスト」の章が一番好きだ。また、「お父ちゃんコミックエッセイ」として『猫』『偉大なる胃』の漫画二作品がフルで読めるのもうれしい。水木ファン必読の書だ。

オモチロ、カワイイ、水木しげるの素顔が見られます  (2008-04-10)
著者の水木悦子さんは、水木しげるの娘さんだそうです。『水木しげる伝』など、水木しげる自伝漫画に、よく出てきます。
彼女の視点から、父・水木しげるとの日常を綴ったエッセイなのですが、その内容は、本当に「ゲゲゲ!」でした(笑)。
一番笑ったのは、お昼に著者がそうめんをゆでようとしたら「もう、できてるやつが食べたい」と言いだし、「そんなのないよ」と答えると「イヤッ! あるんだよぉ。ブワカッ!(バカ!)もぉいい、お父ちゃんが買ってクル!!」と、乾麺の束を机に叩きつけて出て行き、なんとコンビニそうめんを4つも、買ってきたとか。そのほかにも、差し入れのぼたもちを食べさせるまで、インタビューを受けないとダダをこねたり、箱入りアイスを気づいたらイッキ食いしていたなど、とにかく食べ物に関するエピソードが、抜群にオモシロイです。
そして、ところどころに「父と娘」の、ホロリと泣けるエピソードもあったりします。

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