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言葉遊びが過ぎます☆
(2007-02-17)
キューバに行く予定なので、参考になるかと思って読みました。
そういう動機なので、いしいしんじさんの著作を読むのは初めてです。あとの本をどのような感じで書いてらっしゃるのは存じ上げませんが、言葉遊びにちょっと疲れました。
きっと、いしいしんじファンには、たまらないんでしょうね、この感じ。
キューバ旅行の参考に全くならなかったと言うことでもないのですが、読み終わったあと、『この内容で、1200円?!』とは、思いました。
「キューバでは鶏も鶏としてまじめなのか」、そうだ、真実を見抜いたね!
(2007-01-28)
ウェブ連載中の「ごはん日記」から抜粋されたキューバ旅行記。2006年3月22日、出発2日前からはじまり、4月16日の帰着、「遠足の終了」まで。あいかわらずバカバカしくておもしろいのですが、おもしろさが旅疲れでオートマティズムになってる部分がある。ほら、疲れると駄洒落の連発になるでしょ。駄洒落じゃなくても、ここはちょいちょいこう書けばそれなりにおもしろい、という慣性的部分が出てくる。「ごはん日記」のはじまりのころあった作為なきおもしろさが、だんだん作家的熟練に変わってくると、なんかこっちは「笑うけどじつはそう心からおもしろくはない」という心理状態になるだよ。たとえば4月1日(まだ出発前)。「キューバ行きの荷物はクロネコがくわえてもっていった」。あはは。「タイ料理やクンメーへ行く。よくもまあこんなにクンメーと思うくらい混んでいる」。おやおや。「全員嘘しか話してなかったらおもしろいのにな」。うんうん。「誰かがオーボエを吹いているのかと思ったら、オー、ボエーと唄っていた」。むむむ、意味不明。「みな桜で錯乱している」。一文読み飛ばす。ところがしめくくりに「ハチが飛んでいる」。この文の唐突さ。おもしろい、すばらしい、さすが! キューバについて学ぶことはあまりないのですが「キューバでのトランペットはあくまで吐息によるパーカッションだと得心」なんていわれると「おお!」っと思います。いちばん笑ったのは33ページ、屋根の上の4匹の猫の写真。ともあれ、いしいファンには楽しめる一冊です。あらためて、6文字名前で名前に5回の「I」が出てくる人の「私」の奇妙さを感じてつい感じ入ったぼくは、いつのまにか、いしいファンになっているのかな。やられた。
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