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金子光晴ファンの本
(2008-03-16)
金子光晴が1924年より妻森三千代と旅に出た、その旅行と同じルートで現在旅行した金子おたくの本である。長崎から上海、香港を経てシンガポールへも金子と同じ船旅をしている。その行程をセピア色の写真と『マレー蘭印紀行』『どくろ杯』『西ひがい』等から引用した文書で構成。筆者の感想は一切無しである。著者は金子が見て思った事を追憶するだけに徹している。金子の本を読んだことが無い人でも、この本だけで、マレー半島での金子の行動がわかる。そして、金子が異国でいかに自分を見つめたということがせまってくる。
私も、2008年2月にバトパハに行った。行く前にこの本を読んでいったのだが、本の写真より現地の風景は明るかった。金子が放浪した当時の建物は殆ど取り壊されていた。が、『マレー蘭印紀行』の文庫本を手に街を散策した。
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