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前半は評価、後半はボツ
(2007-08-12)
エルサレムがまだオスマン帝国の一部だった時代、アラブ人とユダヤ人が仲良く暮らしていた頃が垣間見れる。歴史に「もし」は禁句ではあるが、もしも西欧の進出というやっかいな野心がなかったならば、今でもそうだったかもしれない。ユダヤ人が各地から故郷を求めて移住し始めた1910年前後からイスラエル建国までの前半はおもしろいのだが、後半の、いわゆる「イスラエル史」に相当する部分が突然表面的な事実の羅列になってしまい、前半と後半のバランスがちぐはぐで残念。
翻弄された”平和の町”
(2002-03-20)
一説によるとJerusalemとはJeruとShalomの合成語で”平和の町”と言う意味だそうだ。本当は違う語源らしいが何とも素晴らしく皮肉な説もあったものだ。エルサレムを歩くとどこからともなく緊張が走る。人々の表情も他の街に比べると暗いような気がする。大理石で築かれた街はそれは綺麗で美しい。
山の上にあることからして壮麗さを感じる。ダビデが攻略した頃から血に染まっていたとは信じられない程だ。20世紀中にも多くの事件があったが、エルサレムの歴史からすれば対話の姿勢さえ見て取れる極めて稀な時代であったろう。この街は限りなく神に近ずくか武器を持つかの両極端を生む。そして、一度知った者を2度と放さない不思議の街である。
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