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これは名作
(2009-01-04)
もっと広めるべきですこの本はこんな現実があることを一体どれほどの人達が知っているんだろう
左翼でない人が書いた真っ当なルポルタージュ
(2008-11-21)
「プレカリアート」を読み、勢いでこちらの本も読んでみましたが、日本の政治に対する怒りは倍増してしまいました。
こんな労働条件で働いている人が本当にいるのか?とにわかには信じられませんでしたが、これはルポなのだと思い返し、そして愕然としました。
こういう社会の暗部を抉るルポルタージュって、どうしても左翼的フィルターを通して語られやすい(語り手にそう言う人が多い)のですが、本書はそのような政治的フィルター無しに書かれているため、余計事実が持つ重みに心が沈んでいきます。
そんな重たいテーマなのに、読後感がそれほど悪くないのは、著者がまだ日本という国に希望を捨てておらず、どうにかして現実を変えたいと考えながら書いているからでしょう。
余計な一文で全てを台無しにしてしまった悲しい「意欲作」
(2008-09-24)
苛酷な環境で働く人々の苦しみは伝わってくる。ただ、どこかフリーター無謬論を展開している感があり、違和感がぬぐえない。最もそれ以前に、この一文でこの本の価値を台無しにしてしまっている。
「彼ら(フリーター等)の親の多くは既に定年を迎え、あと数年もすれば死んでいく親もどっと増える。コロッと死んでくれればまだいいが、介護が必要になる親も増えるだろう。」
これはあんまりだ。「介護が必要にならないように死んでほしい」とも読めるからだ。フリーター同様に「生きる権利」は親にもあるのだ。書名が「生きさせろ!」なのに別の人には「死んでくれ」と言ってどうする。雨宮処凛の本はどうも、詰めが甘い気がする。
今昔物語
(2008-09-21)
昔だったら江本雅義や村田博美、赤崎春美、山代宏道、井内太郎、桑原武男みたいな馬鹿でも真っ当な職にありつけて生きることができた。しかし、今では普通の人間でも生きることが困難に成りかけている。その一方で元ヤンキーのヘタレチンカスが議員になるなど歪んだ社会が形成されてきている。このままだと社会に不満を持つ者が増大し、クーデターが起きるのではないだろうか。
あまりにも不勉強
(2008-09-14)
人に薦められたので読んでみたが、正直内容は薄い。というよりも、すべてを企業と政府のせいにするのでは、30年前からの労働運動からまったく進歩していない。著者は90年代に既存左派や経済システムがまったく機能しなかった現実をどう考えているのだろうか?
既に「貧乏自慢」だけで本を売る段階ではなく、具体的な処方箋が必要。著者の姿勢からは、真面目に問題を解決したいという想いがほとんど伝わってこなかった。本書の購入者も、あまりそっちには興味のない人が中心だろう。とにかく、本当に真面目に問題に向き合うつもりなら、もっと勉強すること、そして対案も出すこと。この2つは肝に銘じて欲しい。
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