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年を取った
(2005-08-02)
1994年に出た『アジア赤貧旅行』から、ほぼ10年たって出版された本書。この10年間のアジアの変化と、著者本人の変化が描かれている。
アジアは変わった。屋台が安くて美味しい場所とは限らなくなったし、携帯電話も普及した。タイでもきちんと働く人が増えた。そういう変化を著者は寂しげに見つめている。しかし、一番変わったのは著者本人だろう。酒に浸り、中級のホテルに泊まり、病気にかかりやすくなった。何より、愚痴っぽくなっている。若者への不満、アジアへの不満、自らへの不満。
著者も年を取ったということか。
面白いけど、切なかった。
年のせいかな
(2003-10-13)
昔から何冊も氏の作品を読んで来ましたが、最近では読んでいる最中に読むのをふとやめたくなることが多くなってきました 内容はそれなりに楽しく、面白い話や感心してしまう話しなどいろいろで、この本にしてもそういう内容の本です なのになんで読むのをやめたくなるのか考えながら読み返すと、氏の主張、考えなどが強すぎるような気がします
それは一般論というより氏が自分の若かった頃と比べての主張であり、最近のアジア本の出版量に対する焦りのようにも感じられます 途中では自伝のような内容にもなってしまいちょっと残念でした 氏の著作を初めて読むという方にはあまりおすすめではありません
旅行記の進化形
(2003-07-21)
数年前に下川氏の本を読んだときは、いかに安く旅する、何を食べた・見たといったことを面白おかしく書くフツウの旅行作家という印象でしたが、今回見方が変わりました。年齢を重ねると共に、とにかく安い宿から中級ホテルを探す(これが難しい)ようになり、夕暮れ時にはお酒に手が伸びるようになり(かつては酒がなくても「アジア」そのものに酔えた・・・)という変化を受け入れつつも、氏のものの見方は深くなってきているように思います(といっても、アフガニスタンでアメーバ赤痢に罹り、診療代「60円」を払うような旅をしているのだが・・・)。例えば、SARSと台湾、沖縄の関係なんかは、アジア、沖縄その他に詳しい、氏ならではのエッセイだと思った。
私自身もこの10数年、年齢と共に塊??むと好まざると旅行スタイルを修正しつつ、一人旅を続けているという状況なので、深く共感しながら読むことが出来ました。
もう少し、写真がよければ星5つなのですが・・・
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