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美しきイタリア!
(2008-03-24)
40年近く前の塩野女史のイタリア発エッセイです。どれも女史のユーモアとイタリアの美醜に対する愛情がこめられています。
『骸骨寺』『皇帝いぬまにネズミはびこる』では皮肉まじりのユーモアを楽しめますし、『ナポリと女と泥棒』『ナポレターノ』では愛敬半分あきれ半分に、だけれどどこか憎めないナポリでの出来事を追体験できます。イタリアの美しさだけでなく、ある種の欠点すらも奥深く楽しむように書かれています。
ちなみに私は規則と分類が好きなドイツ的人間(偏見)なので、ナポレターノとは気が合わないかと。でもどこか奔放な自由さには惹かれるものを感じるのです。
何度も読み返す
(2007-03-31)
イタリアというものは、なんていうことをいろいろなエピソードで伝えているような作品。短編なので好きなところから拾い読みできます。
この作家のファンでなくても、素直に面白く感じます。さらりと読めて楽しくなる作品です。
おもしろい「ナポレターノ」!
(2006-02-04)
特に良かった作品が「ナポレターノ」。よくいえば、おおらか。悪くいえばズボラ。泥棒の町、青い海と空の町、「ナポリを見て死ね!」等、いろいろ古今問わず話題になる町ですが、この塩野さんの若き日のエッセイは、そこにまぎれもなく「生きた、抜け目ないナポリ」が見事に活写されていた。
もちろん、車1台盗まれたりもしている。
現代のナポリはどういう町であろうか?、気になった。
他の作品も佳品ありです。400円はお得です。
まさに力作
(2005-11-11)
このエッセイは、作者が若いとき(といっても32-35?)くらいにかかれたもの、この年にこれくらいのものが自分に書けたかと問うと、無理だった気がする。非常に簡潔で、淡々とした筆致、しかも描写は、するどく。作者の特徴が出ている。人気が出るのもわかる気がする。
この作品は9月末から10月初めにかけて読むと…まぁ別にいつでもいいんですが。
(2005-09-30)
大学生だった1997年頃に初めて読んだように記憶しています。"緋色のヴェネツィア"などの都市三部作で塩野さんを初めて読んだ後,"イタリア遺聞"と同時期に読み,"海の都の物語"に続いたように思います。
読むたびに,陽が当たればまだ暑いが早朝の気温は低く,金木犀の香りが漂ってきそうな乾いた空気を思わせるが,はじめて読んだのがその時期だったのだろうか…。
重厚な作品世界の前に,この"イタリアからの手紙"と"イタリア遺聞"。
これで特徴ある文章にも戸惑うことはないでしょう。これらの作品を紹介してくれた友人に感謝!!
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