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観光地化するイスタンブール
(2004-12-06)
1994年に出たハードカバーの文庫化。
著者は澁澤龍彦の妹で、文中には「兄から借りた本」なども出てくる。歴史的な説明をするときには、ちょっと澁澤龍彦っぽい感じになる。
著者が初めてイスタンブールを訪れたのは1981年。トルコを訪れる日本人など、ほとんどいない時期のこと。彼女はトルコの人々に珍しがられ、とても親切にされる。それから毎年のようにトルコを訪れ、トルコ語にも習熟していく。そのうちにトルコに行く日本人は増え、トルコ人も日本人に慣れて行く。そのあたりが物語のように綴られていて、単なる紀行文とは一線を画した奥行きになっている。
アジアの国々で、日本人に心からの好意を示す国は少ないという。が、トルコは間違いなく、そのひとつであることがわかった。
イスタンブールに行きたくなる本
(2003-12-19)
この初夏に次男がバックパックを背負いシルクロードをイスタンブールに向かって旅を始めた。ほぼ半年後イランからトルコに入ったとメールが来た。イスタンブールでも最近イスラム過激派の自爆テロが発生したが、この本は今よりもっと平和な1981年から12年間著者が毎年イスタンブールを訪れトルコ各地をバックパックで旅した紀行文。現地で偶然知り合ったトルコ人の青年とその家族たちとの12年間の温かい交流記でもある。著者が最初に泊まった海辺のホテルは私と妻が4年前に泊まったホテルの近くで,にわかに親近感が沸いてしまった。トルコは親日国だが周辺の国々からは疎まれている歴史的理由も簡潔に説明されている。読んだあとイスタンブールにまた行きたくなった。これからトルコを訪れる人に特にお勧めしたい。
旅した気分・・・!
(2002-03-13)
知り合いを訪ねてトルコに行く予定があるため、この本を手にしました。
この作者のことを何も知らずに読み始めましたが、女性作家ということもあってか、まるで彼女と一緒にトルコを旅してきた気分です。
私は津田塾出身の彼女ほど英語が出来ないし、一人旅をするつもりもないのですが、随所の描写が上手で、絵が浮かぶ文章だなぁと思いながら読みました。
トルコに行くのが楽しみ・・・!
行く予定がある方もない方も、是非、想像の中のトルコ周遊、体験してみてくださいね!
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