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旅情気分をそそられる
(2008-06-09)
旅の醍醐味を気負わずに、
淡々と語ってくれているという
旅情気分そそられまくりの一冊であった。
紀行ものというより、とりあえず感想・・・という感じが良い。
男性しか入れないギリシャの修道院の島、アトスの、
新鮮な食べ物の描写や、
どんどん過酷になるトルコの誇りっぽい町の雰囲気。
どれも、ドキドキさせられる。
(トルコには、2年前に行ったのに、
私の知らないトルコばかりだった。)
親切には素直に感謝して、おせっかいには正直に辟易する。
偏狭の地を旅する男って、タフぶりを強調したがるものだが、
編集社の金で現地ではバカ高い船をチャーターしたことも普通に語る。
とにかく肩がこらない。
このマイペースぶり。
私は好きだな。
読み物としては…
(2007-08-18)
確かにこの本は率直で、現実的な(こういった旅行記にはあまり向かない)エピソードばかりが目立ちます。
それも、あまりにバックパッカー的な話ばかりです。(環境の劣悪さ等々)
この手の話に付き物のありがちな誇張はなく淡々と旅が進み、読み手は退屈を覚えるかもしれません。
正直なところ旅行記としてはあまりに地味だし、エッセイとしても魅力に欠けます。
この本では著者は完全に旅行者としての目線で物を見ているようなので、そこらへんを「やがて哀しき‥」等と比べてみると面白いです。
雑な本
(2007-05-08)
文中の作者は常に疲れてイライラしている。
文句ばかり言ってるし、エンディングはあまりに唐突である。
村上作品の中でも最も乱暴にかかれた本だと思う。
しかし、読んでいるととっても心地よいのだ。
旅の疲れが伝わってきて、旅をした気分を味わえる。
とっても心地よい疲れだ。
何度も何度も読んでしまった。
後のアメリカ生活をかいたエッセイはとっても丁寧に書かれているが
読返したいとは思わなかった。
乱暴でも雑でもストレートな文章は心に響くものだな、と思う。
たまに読みたくなる本
(2007-04-28)
私はこの本を会社に置いておき、昼休みに時間ができたときにたまに読んでいました。
数ページずつ、たまに読んで気分転換するのにちょうどよい本です。
ギリシャの聖地の部分は、普段立ち入ることができない地となるので、興味深かったです。
それなりに楽しめる
(2007-01-02)
村上春樹の旅行記の中では短めで他の旅行記よりもトーンが暗い。
ただそのじめじめとした暗さが効果的に働いているように感じる。
実際にギリシャ・トルコに行ったことがないので現地の雰囲気も
暗い感じなのかどうかはわからないけれど。
さすがというかこの旅行記でもその場所にいってみたくなる巧い文章を書くが、
分量が少ないのでどうも尻切れトンボといった印象をぬぐえない。
え、もうトルコいっちゃうの?これでトルコ編終わり?といった感じである。
村上春樹の旅行記ではいつも感じることだけれど、どんな劣悪な環境でも
「こういうのもちょっといいかも」と思えてしまうことがあるので
注意が必要である。
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