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軽妙洒脱
(2005-11-02)
家族で向井氏の大ファン。ウチでは「マキオちゃん」と呼んでいます(スミマセン)。マキオちゃんの本なら買うっきゃないと、すぐに買い求めた次第です。
文章は軽妙洒脱。数字をネタにウンチクを縦横無尽に語るマキオ節が炸裂です。ただ、週刊誌連載の時には、おとぼけ調のイラストが添えてあり、文章ともどもイラストのあまりのおかしさによく大笑いしていたのですが、本書にはイラストがあまり載ってなくて残念なので、その点を考慮して星4つとさせていただきました。
ためになって面白くて感動的!
(2005-10-25)
「君に付いていこう」、「ハードボイルドに生きるのだ」の著作で有名な作家である向井万起男氏の最新作です。今回はなかなかショッキングなタイトルですね。この本は産経新聞と週刊現代に連載されたエッセイを大幅に加筆してまとめたものだということです。早速読んでみると、この本には本のタイトルと同名のエッセイ「愛人の数と本妻の立場」を始めとして、「数」を題材にした73篇のエッセイが収められています。読んでみて驚いたのは、話のネタになりそうなトリビアルなお話が満載されていることです。実際私も、すぐにいくつかを話のネタとして使っています。
向井氏の著作にしては珍しく、この本には、向井氏の奥様である向井千秋さん(アジア人初の女性宇宙飛行士)のことが書いてありませんが、医師としての日常生活(向井氏は慶應義塾大学医学部助教授でもある)、野球の話、宇宙の話など内容は広い範囲にわたります。特に私が感銘したのは、ヘンリー・フォンダ主演の映画「12人の怒れる男」のラストシーンの話です。ネタバレになるのでここにはその内容を書きませんが、この映画をみてからこの本を読むと(あるいはその逆でもいいのですが)、二度楽しめることは間違いなく保障できます。
また、標準偏差を用いて大リーグ選手のイチローの素晴らしさを検証できるのも、野球と数字に造詣の深い向井氏ならではだと思います。著者の命名の由来(万起男という名前は本名だそうです)も「まえがき」に書いてあります。とても興味深いです。
空いた時間に、ベッドに寝転んででも読める気軽な文体の本ですが、読後の充実感はかなりのものです。老若男女問わず、どなたにもお勧めできる本です。
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