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どこから切ってもパウロ・コエーリョ
(2008-08-26)
読み終えて面白いな、と感じたのは、訳者が違っても作品が違っても、「ああ、パウロ・コエーリョだ」と嗅ぎ取れるということ。話の展開、登場人物たちはやはり同じ腹(作者)から生まれたものと解る。
難をいえば、本作品と「ピエドラ」は近いような、似ているような、展開であるかもしれないな、ということ。中身は全然違うが。
それにしても、初版のバックカバーに書かれている内容紹介で、角川は3度も「マーリア」と書いているが、第二版以降では直っているのでしょうか?
ふかい・・・
(2008-01-03)
夢を抱いて異国の街で娼婦になってしまった若きブラジル女性の、苦悩と葛藤と愛を描いたお話です。
『性とは、愛とは何か?』という人間の、古今東西変わらぬ疑問を、主人公の視点から描いています。
著者のパウロさんが、様々な女性からインタビューしたことを元に書かれているそうで、非常にリアリティに富んだ内容になっています。
娼婦を続ける事への葛藤、愛に対する絶望、金銭に対する欲求、そんな様々な思いが正直に描かれていて好感を持ちました。
主人公のブラジル女性が、本当の愛をみつけていく過程に感動をおぼえました。
ラストは必見ですよ。
11分間
(2007-12-05)
この方の本は他にも何冊か読んだことがあるけど、すごく独特の雰囲気がある。
今回もやっぱり独特の雰囲気のある不思議な本だった。
夢破れ外国でなんとなく娼婦になっちゃった女の子の話しなのに暗さが全然なくて、
どことなくユーモラスなほどの彼女の強さ。エンディングが意外だった。
なるほど、世界のベストセラー。
(2007-11-08)
我々はこの人生で、どの瞬間をとっても、片方の足を御伽噺に、もう片方の足を奈落において生きている
人生はときに、きわめて貪欲だー人は何日も何週間も、何ヶ月も何年も、新しいものを何一つ感じずに過ごすことがある。
ところが、一度ドアが開かれるとー開かれたわずかな隙間から本物のなだれが突入してくる。
ある瞬間、ひとはなにも持っていなかったのに、次の瞬間には持ちきれないほどのものを持つことになる。
サドいわく「私たちは自分自身の限界を見つけたときに始めて自分を知ったといえる」というのだが、たしかにそうだ。
しかし、間違っているともいえる、なぜなら、自分自身について全てを知らなくてもいいのだから。
なるほどなあ〜〜と思った作中の文章であります。
大切にしたい本
(2007-08-24)
孤独で美しい風俗嬢が運命の人に出会い堕落した生活から救い出される
そんなシンデレラストーリーだと思いこの本を買った
でもこの物語はそんな幻想よりも私に現実を、そしてささやかな夢を見せてくれた
ストーリーそのものよりも主人公の思考に魅力があり共感する事が多かった
作品のテーマは性についてなのかもしれない
だが物語を読み感じるのは生きるという事、愛、孤独、大切な何かについて
読み終わったあと、泣きたいような、胸が痛いような、不思議な幸福感が私を包んだ
たくさんの女性にこの本を読んでほしいと思う
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